釜山・金井山城 道を聞くときに「シルレハムニダ」と言ってはいけない理由
ロープウェイ乗り場がわからず、隣で案内板を見ている地元の人らしき男性に聞くことにした。そこで、韓国語の先生から聞いたことを思い出す。
道を聞くときは「チョギヨ」
「人に道を聞くときは、シルレハムニダと言わないほうがいいです」
「なんでですか?」
「シルレハムニダと声をかけて来る人は、宗教とか勧誘をしてくる人が多いです。シルレハムニダと言われたら、私なら”急いでますから”とか言って逃げますね。だから、道を聞くときはチョギヨと言うほうがいいです」
大阪に行ったことありますか?
「チョギヨ、ロープウェイ オディエヨ?」(すみません、ロープウェイはどこですか)と聞くと、男性は案内所があるからそこに行きましょうと言う。
「オディソ ワショッソヨ? オオサカ?」(どこから来たの、大阪?)
「クジュエソ ワッスムニダ」(九州から来ました)
「オオサカエ カボンチョギ イッスムニカ?」(大阪に行ったことありますか)
「ネ、ツルハシ チョアヨ」(はい、鶴橋はいいですね)
男性は日本に旅行して大阪に行ったらしい。韓国人と話すと、大阪がたびたび話題になる。済州島に行ったときも、道を聞くのに入ったお店の人が「日本に住んでたとき、大阪にいました」と言っていた。こんなとき、鶴橋のコリアタウンをチェックしておいてよかったと思う。話しているうちに案内所に着いた。